2016年4月20日水曜日

沖縄農業体験記 その2〜初農業体験と驚きの夕食〜

こんばんは⭐︎
先日行った沖縄での農業体験のつづきです〜♩

なぜ沖縄?農業?という方は 
よろしければ、《沖縄農業体験記 その1》をご覧ください。


一日の仕事の流れは、その日の天気や作物の状況で決めます。
「自然と共に生活している」のを感じ、
いかに普段そのアンテナが失われているかを実感しました。

明日は雨だから今日のうちにと、仕事内容は全て自分で決めます。
取れたネギを洗って良いものだけを選別して、
量を計って袋詰めします。
この地道な手作業があって、私たちの元にネギが手に入る様になってるなんて。

作業後は契約している売り場へ。
今日出ているネギの様子をみて、値段を決めます。

この「値付け」がとても重要。
10円の差で売れるか売れないかが変わってくるシビアな世界なんです。
この日は商品が薄く、高めの「130円」で設定。

決められた時間にいくつ売れたかメールでお知らせがきます。
この日は出したものすぐに完売。
喜びの一瞬です。

しかし、いつも良い結果とは限りませんでした。
別の日は何故か質の良い商品が溢れ、低めの「100円」で設定しても、
全然売れないという悲しい思いもしました。

売れないときは翌日に値段を下げに向かいます。
一つでもロスを出さない努力は日々続きます。

それに伴い、「もっと質の良いネギを作れる様にしたい」彼女の思いも高まります。

その他、何を売るかにもその人のアイデアが必要です。
利益率を考えると出さないほうがいい野菜もあり、難しいところです・・・。

数十円の単位を本気で駆け引きしている姿は、普段どんぶり勘定な私にとって、
お尻を叩かれる気持ちでした。





空いた時間に新しく作ったハウスに耕運機をかけました。
初耕運機ですが、この耕した土地から彼女の夢が広がるとなれば、
自然と頑張れてしまう。
地道に土地を耕し、肥料をまき、作物を植える。
何事も下準備が大切です。

「農業で暮らしていきたい」彼女のその直向きさは、
自然に手を差し伸べたくなる魔力を秘めていました。

積極的にわからないことを詳しい人に聞きに行く行動力もあり、
苗や種を分けてもらい、また育てていく。

「農業でこれからしたいこととかある?」
すぐに大きな夢を抱きがちな私が聞くと、

『そーやなー、とりあえず今はまだ3流だから1流の野菜が作れる様にしたいわ!』

『いつかは内地に流通できたらいいな〜』
付け加えるように言ったその一言に、
きっとこの人なら叶うと信じて止まないのでした。
そうなる時が来たら本当に嬉しい。

それから、こちらは畑のコンポストです↑
家庭で出た生ゴミを貯めて、ここに集めています。
たまたま入っていた種から芽が出て自然栽培が行われています。
すごい循環!!
きちんと植えたものより元気に育っているかも?!
自宅でもいつかこんな風にできたらいいな。


作業終了後に、古宇利島にドライブに連れて行ってもらいました。
沖縄版「アダムとイヴ」の伝説のある島です。  

夕日もとても綺麗でした。


夕飯は料理上手のステイ先のおじさまが作ってくれました。
「何これ〜〜?!」

『あかりちゃんなら知ってるでしょう、イケメンだよ〜』

とぐつぐつ煮込んでいたのは豚の顔の皮!!
これは衝撃でした。

そのほかにも、沖縄では「ひづめと鳴き声以外は全て食べる」と言われるほど、
食べ物の恵みを大切にしています。
豚の手(テビチー)から、豚の血(イリチー)まで初体験の連続でした。

驚いたのは、見た目と違ってあっさりしていること。
肉というより、コラーゲンの固まりといった感じで、どんどん食が進みます。

大体毎日こんな感じの大ご馳走。
有難いことです。動いてるからかいつもの倍食べてました。
「食べっぷりいいね〜」と褒めてもらってましたが、
体重の方にもきちんと結果がでていました・・・。


これは、遊んでるんじゃないですよ↓
ピッコロちゃんにFIを施し中なんです。笑

友達とおじさまは不思議そうにみてましたが、
猫にも効果あるみたいで、恍惚とした表情でした。

遂に沖縄農業体験記も最終へ!!



0 件のコメント:

コメントを投稿